Shiiba Shiun Stone
椎葉紫雲石

椎葉紫雲石(しいばしうんせき)は、宮崎県椎葉村でかつて一業者のみが採石していた希少な銘石です。採石が行われなくなった現在では、産出量もごく限られた存在となっています。

赤紫や青紫が混ざり合う色調は一石ごとに異なり、磨きをかけることで、より深みを帯びた上質な輝きが現れます。照明の種類や角度によっては、黒に近い濃紫にも表情を変え、空間に落ち着きと品格をもたらす石です。

秘境、椎葉。受け継がれる文化の地

椎葉紫雲石が採石されていた椎葉村(しいばそん)は宮崎県の北西部に位置し、岐阜の白川郷(しらかわごう)、徳島の祖谷(いや)とともに「日本三大秘境」の一つと言われています。面積の約96%が森林に覆われた緑豊かな村で、今もなお日本の原風景を色濃く残しています。日本で唯一、縄文時代から続く伝統農法である「焼畑農業」や、国指定重要無形民俗文化財に指定されている「椎葉神楽」など、数多くの貴重な文化の詰まった魅力的な村です。